妖 異

旅籠の怪 汝陽の旅籠には恐ろしい魔物が出るという噂が……。 漢『風俗通義』
琵琶なら私も 柔和だった少年の顔が悪鬼のようになり、眼をぎらつかせ舌を吐いた……。 六朝『捜神記』
化け物屋敷 住めば必ず死ぬといわれる屋敷。迷信を信じない現実主義者が住んでみると……。 六朝『捜神後記』
夫の留守を守る若妻の前に現れた美丈夫は……。 六朝『捜神後記』
夢に現れた男のとんでもない申し出に……。 六朝『幽明録』
古井戸の怪 溺死者の多発する古井戸の底に現れたものは……。 唐『博異志』
白い手 顔は見えなかったが、雪のように白い手が美しく……。 唐『広異記』
人形 夫人が人形を指さしてふざけた。「あなたのお妾さんになさったら」……。 唐『広異記』
妖魔の宴(1)〜(2) 美しい妻に何かがとり憑いた。不思議なことに飼っている馬が痩せていき……。 唐『広異記』
柏の林で遭ったもの 柏(このてがしわ)の林で、想像を絶する恐怖に遭遇することに……。 唐『伝奇』
王生 突然、長椅子の前から巨大な手がにゅっと伸びてきて……。  唐『酉陽雑俎』
嫁とり 「母ちゃん、おいら食われちまうよ……」息子の声に目覚めると……。  唐『酉陽雑俎』
麹秀才 色白の太った男は麹(きく)秀才と名乗った……。 唐『開天伝信記』
酒甕 その男は大量の酒を飲んでも酔わなかった……。 唐『瀟湘録』
網にかかっていた物 仕掛けた網を引き上げてみると、かかっていたのは……。 宋『稽神録』
泥人形 泥人形を本当の子供のように可愛がる妻。ある晩、この人形がおねしょをした……。 宋『青瑣高議』
長い長い道 男達はワッと喚声を上げて立ち上がり……。 清『聊斎志異』
画皮 (1)〜(4) ある朝早く、一人の女を見かけた。小さな足で歩きにくそうに……。 清『聊斎志異』
湖上の蹴鞠 (1)〜(2) 夜景の美しさに見入っていると、突然、湖中から五人の者が浮かび上がってきた……。 清『聊斎志異』
震える手 老人に手の震える理由をきいてみたところ……。 清『子不語』
羅刹鳥 サッと生臭い風が吹き付け、花嫁の籠を数回取り巻いた……。 清『子不語』
西園の女 静かな精舎で寝ていると、窓外からまろやかな歌声が聞こえてきて……。 清『子不語』
海和尚と山和尚 浜辺で網を打った。頃合を見て曳いてみると、すこぶる重い……。 清『子不語』
一目五先生 浙江に五匹づれの奇妙な妖怪がいた。いつも五匹で行動し……。 清『子不語』
のっぺらぼう 宿直の兵士、小用を足しに出ると月明りの下に女がうずくまっていて……。 清『夜譚随録』
大口の張 灯りを手に厠へ立つと、くぐり門の下に裸の男が寝ていた……。 清『夜譚随録』
厠の縁台 夜中に厠へ行くと、置いてある縁台が突然動き出し……。 清『履園叢話』
 

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