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望郷の公主達


 

 西晋の末、天下は大いに乱れ、人々は中原を捨てて陸続と江南へ移住した。しかし、公主達の中には逃げおくれた者も多かった。
 安陽公主と平城公主は都の洛陽を脱出すると民間に身を潜め、やむをえず民家の妻となった。いつも心楽しまず、洛陽を懐かしがっては泣いた。村人達はいたく同情し、一つの台を築くと、二人の公主を住まわせた。この台のことを「公主望郷之館」と呼んだ。

(六朝『任ム述異記』)