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貴 由 赤


 

 由赤(グユチ)とは徒競走のことである。毎年、行われるのだが、これを「放走」という。監督官は一本の縄を張って競技者を一列に並ばせる。縄を外したら一斉に走り出す。
 大都(現在の北京)で行う時は河西務を起点とし、上都(現内蒙古自治区)の場合は泥河児を起点として宮中を目指す。どちらも六時間以上を要し 、一百八十里(当時の一里は約550メートル)もの道のりを皇帝の御前目指して駆け通す。
 皇帝の御前に到着すると、
「万歳」
 と称して礼拝する。
 一等には銀塊一つ、二等には緞子(どんす)四疋、三等には緞子二疋、そのほかの者には緞子一疋が褒美として下される。

(元『山居新語』)