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七月七日


 

 陽(けいよう、注:現湖南省)の成武丁(せいぶてい)は仙道を得ていたが、いつも人間に混じって暮らしていた。

 ある日、弟に向かってこう言った。
「七月七日には織女が銀河を渡り、仙人達はみな宮居(みやい)に戻るのだ。ワシにもお召しが来たので戻らねばならない。お前ともお別れだ」
 弟がたずねた。
「織女はどうして銀河を渡るのですか?兄さんはいつこちらには戻るのですか?」
「織女は牽牛に会いに行くのだ。ワシは三年経ったら戻るよ」
 果たして翌日になると武丁の姿は消えていた。

 以来、「織女は牽牛に嫁した」と言い伝えられるようになった。

(六朝『続斉諧記』)