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曹操の墓(二)


 

 操は死後墓を暴かれることを恐れて七十二のニセ塚を作ったという。それらは[シ章]河の上流にある。宋の兪應符(ゆおうふ)がこれを題材に詩を読んだ。

  生前は天を欺き漢の王統を断絶し
  死後は人を欺きニセ塚を作った
  人は生きている間に知恵をしぼっても、死んだらやめるものだ
  それをどうしてあの世まで悪知恵を働かすのだ
  人はニセ塚と言うけれど、僕は本物だと思ってる
  いい方法があるのを知らないだろう
  早い話がニセ塚を七十二すべて掘ってしまえば
  君の眠る本物の塚が見つかるというわけさ

 これこそまさに詩という名の武器である。

(元『南村轍耕録』)