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猿 と 豆


 

 匹の猿が手に一握りの豆を握りしめていた。豆を落とさないよう気をつけていたのだが、指の間から豆が一粒転がり落ちた。慌てた猿は手にした豆を放り投げて、落とした一粒を探した。猿が落とした豆粒を探しているうちに、放り出した豆は鶏や鴨にすっかり食べられてしまった。

(六朝『百喩経』)