2000年11月の話梅子

 

韋駄天歩きで候

2000/11/27

 最近、よく食べています。中華に甘いもの、すべて肥りそうなものばかり。体重はうなぎ昇り?と思いきや、翌日には元の体重に復帰。あれれ、身につかなくなっているではありませんか。これはもしや新陳代謝とやらが活発になったのかいな。気のせいか、肌も髪もツヤツヤ。別段、金丹なんて飲んだ覚えもないし、ほかに若返りの妙薬のようなものには心当たりなし。ほかに新陳代謝を活発にするものというと…適度な運動ですね。
 そう、私はよく歩きます。混雑した道でバスに閉じ込められるくらいなら、と目的地の手前で降りて、すたこらさっさと歩くようにしております。私、走るのは遅いのですが、歩くのだけは速いのです。もう、韋駄天ばり。風を切ってピュンピュン歩く。まさに飛ぶが如し。誰もオレの前を歩かせねえぜ、という鼻息の荒さ。人に滅多に追い越されることってありませんね。
 追い越されたら、むきになって追い越し返しますよ、もちろん。

 

飲んだぞ!ボージョレー

2000/11/22

 ボージョレーヌーボー解禁だそうです。いつも行くスーパーにもボージョレーらしきものがありました。お値段も1800円から2000円と手頃。やはり初物は飲んでおかねば、特に今年はミレニアムだし、ということで買ってまいりました。
 少々冷やしてからグラスに注ぐと、少しばかり青みが買ったワイン色。説明に書いてある「輝くようなルビー色」ってこのことなのね。一口飲んでみると、「ヒャア、ヌーボー!」。私、もともと赤ワインはあまり好まないたちなのですが、これは喉にからみつくような渋みがなくて、非常に飲みやすい。おいしい、おいしい、とガンガン飲んで、一本空けちゃいましたぞな。
 ただ、これ、ラベルをよくよく見てみると、「ボージョレービラージュヌーボー」って書いてあるんですよね。どこか違うのでしょうか?

 

陶酔の金華火腿

2000/11/18

 今日は中華街へお食事に行ってきました。たまには変わったものをというわけで、湘菜(湖南料理)を食べました。本場の湘菜は辛いのですが、やはり日本のは辛さを抑えてあります。蜜で甘く煮た金華火腿、つまり中国ハムを蒸しパンにはさむものやカエル料理、スペアリブのドウチ炒めなど、少し珍しいものを。いやあ、美味しかったです。金華火腿は真好吃!以前、中国で一本180元くらいで売られているのを見て、
「ああ、貧乏な私には高嶺の花。それこそ蝦蟇が鶴の肉を食べたがるようなものなのね」
 と思ったものです。やっぱりおいしいぞな!カエルは今までにも中国で何度か食べたことがありますが、今日食べたのが一番肉付きがよかったような。骨の細い鶏肉って感じでしたね。やはり田鶏と呼ばれるだけあります。

 

猫に恍惚

2000/11/11

 猫って何て可愛いんでしょう。本屋に出ている来年のカレンダー、たくさんのお犬様、お猫様がその表紙を彩っております。特に可愛いのは猫。子猫のカレンダーの可愛さ。なんと肉球まで写しているではありませんか。それをながめてしばし恍惚。
 猫好きの私ですが、周りにも気になるお猫様がたくさんおります。いつも通るローソンの入り口で夜、見かける猫。ガラス越しに中を覗いていたり、誰かを待つかのように丸くなっていたり、一体どこから何の目的で現れるのか不明。
 また、魚屋の隣の蒲鉾屋さんにいる猫。魚屋の前でお昼寝している姿を見かけます。魚を盗まないのか少々心配。
 ちなみにうちの近所に住み着いた野良猫一家。どんどん世代交代が進み、ついこの前まで子猫だったのか、堂々と道を闊歩しております。
 ああ、私も猫になりたい。
 犬も好きですよ。

 

見てきたぞ!日米野球

2000/11/04

 昨日は日米野球を見てまいりましたぞ。ずっと治らないカゼの状態がピークに達し、身動きするたびに網膜に残像の残るような感覚をひきずりつつ、しかも午前中には所用を一つこなして、というハードスケジュールでした。昼なんて、あまりの披露困憊と時間が余ってたので、山手線二周の後、中央線で国分寺まで往復してしまいました。ずっと暖かい車内でウツラウツラしておりました。途中で果ててしまうかと思うたびに、
「死ぬのは見てから」
 の一念で乗り切り、友達と落ち合っていよいよドームへ。

 席につき、買い込んだプログラムを見て、出場選手をチェック。
「えええ?横浜は金城クン一人だけ?今頃、皆さん、宜野湾で森新監督に絞られてるんだわあ」
 と同情。折角なので持参した双眼鏡でキョロキョロ見回すと、放送席には吉井さんが、あ、隣のあの頭は衣笠さんだ!ずずずいと見ていくと、おや?パンチョさんだ。すんごい若ぶりな頭。よっしゃ、えんじょぉい、べぃすぼぅるだ!!
 待ちに待ったプレイボール。ひょぉええ〜、ランディ、でかいのだ。しかも球がヒュンって感じ。打てないよ、あんなの。ダブルスチールも、あれって走ってるの?ってなくらいごくごく自然なもので、シュルシュル、という具合に走られてしまった。さすがはメジャー、グレートだなあ、と感慨にふけるのを邪魔するかのように、後ろの男子学生四人づれがやかましい。わけのわからんことをわめいているのです。あれでも日本語か?と思わしむるような貧困な会話。隣にいる連れが、盛んに後方に向けてガンを飛ばしている。で、フッと静かになったかと思うと、椅子が揺れ始めた。後ろが貧乏ゆすりを始めたのです。何なんだ?こいつら。グレートなゲームを見ている最中に、こんな貧乏くさいことするな!(それにしても女性の貧乏ゆすりって見ませんね)
 と、その時、後ろの一人が、
「オレ、マジでキレるぜ」
 と打てない日本打線を見ながら言い出した。
「おのれは、ぶちキレそうなんはワシの方じゃ!お前ら、死刑!!」
 と私めは内心マシンガンぶっ放し。
 だんだんに日本打線に火がつき始めたら、こんな有象無象、気にならなくなりました。
 さて、同点で迎えた最終回。もしかしたら延長?日米野球で延長なんてあるのかしらん、と思ってたら、さすがはメジャー。九回裏できっちり、サヨナラホームランでケリをつけてくれました。

 それにしても面白かったなあ。

 

えんじょぉい、べぃすぼぅる

2000/11/01

 日本シリーズは終ったけれど、まだまだ日米野球があるのです。実は私、見に行くんですねえ。持つべきものである友達にチケットを譲ってもらったのです。大リーガーに誰はソーサとマクガイァくらいしか知らないけれど、やっぱり生で見てみたい。ベースボールと野球の違いを見きわめましょうぞ、てほどでもないけれど、気分はパンチョさん。

えんじょぉい、べぃすぼぅる!