2001年7月の話梅子

 

やっぱり選ぶぞ!スタインウェイ

2001/07/31

 日曜日は久方ぶりのピアノの発表会でございました。地元の文化会館の大ホールというやたらと広い会場。しかも数年前、大改装をしたそうで、以前は場末の映画館のような雰囲気だったのが、ものすごくゴージャスに変身しているではありませんか。おお、緊張!!
 会場は困っちゃうくらい広すぎましたが、ピアノは何てったってスタインウェイ。そう『イブの息子達』でヒースが投げ飛ばしていた、あの世界の名器でございます。「弘法は筆を選ばず」と言いますが、弘法大師なみに腕の立たない私には最高の楽器というだけで弾きやすく感じられます。指が引っかからないし、思うように音が出る(ような気がします)。
 ただ、手入れがよくないようで、やたらとほこりっぽかったです。弾いていてむせそうになりました。  

 

全音ピース一冊500円だと!?

2001/07/26

 正確には500円プラス消費税でございます。
 今、弾いている『きらきら星〜』は『子供の変奏曲』所収のもの。子供の頃使っていた楽譜なので、『子供の〜』なのですが、もう子供ではないお年頃になると、ちょっと持ち歩くのにはみっともないような気が。そこで、先日、一般用の楽譜を買いに行ってまいりました。
 久しぶりの楽器屋さん。あれ?音友(音楽之友社)のも全音(全音楽譜出版社)のも、どちらもビニールのカバーがなくなってる。昔はちゃんとカバーがついていたのに。音友の方が楽譜としてはみやすかったのですが、個人的には大人っぽい雰囲気の全音が好きでした。帯がついていて、課程別に色分けされているからです。ただ、途中で課程が底上げされてしまったのが残念。私が子供の頃、ソナチネアルバムは初級の第2課程で赤帯だったのに、気がつけば第3課程の黄帯に変わっておりました。
 で、目指すは全音ピース。これだと一曲ずつ買えるので便利です。きらきら星は…え?500円プラス消費税だと!?こんなペライのが?リストの『ハンガリー狂詩曲』だって150円だったぞ。当時は消費税なかったし。
 ものすごく割高に感じられたので、『全音ピアノ名曲100選』1900円+消費税を買いました。これなら他の曲も載ってるからお得な感じ。
 しかし、家に帰ってよく見てみると、ほとんど持っているものばかり。う〜ん、楽譜に関してはデフレになってくれないんだなあ。

 

クワガタの贅沢化

2001/07/23

 暑くなって人間はバテ気味ですが、我が家のクワガタ達は元気いっぱいのようです。時折、のぞきに行くと、メスの方はどっかり構え、オスはあたふたあたふた水槽の中を駈け回って隠れるのに必死。少しはワシ等に慣れてくれよ、そろそろ家族の一員になって一年だからさ、と少し情けなく感じもします。
 さて、こんなに臆病なクワガタですが、最近、口がおごっております。高級なエサを与えたのが原因のようです。ずっと20個入り298円のゼリーを与えていたのですが、少し前から10個500円の超高級プロティンゼリーを与えるようになったら、安いゼリーに見向きもしなくなりました。高いのと安いのを一回おきに与えているのですが、もう超高級プロティンゼリーの日はがっついちゃって、がっついちゃって。中身を飛び散らせながら、かなりお行儀の悪いお食事風景。
 うちのクワガタは違いがわかっているのでしょうか。

 

従姉の息子のお古

2001/07/21

 昨日、伯母から小包が届きました。何でも近々家を改築するので整理したところ、色々と不要なものが出たとのこと。他人にあげると失礼になるかもしれないけれど、末の妹である母にならいいだろう、ということで送ってくれたわけです。
 中身は皿(たちきちの洋皿!)やらTシャツ、洋服、海苔など。その中で私の目にとまったのは、VANのジャケット。オレンジがかったブラウンのチェック柄で、秋冬に活躍しそう。母が電話で聞いたところ、それは従姉の息子が以前、着ていたものなのだとか。従姉の息子のお古かあ。何だか、孫のお古のジャージを着ているおじいさんみたいです。この秋、早速、手を通すことにしましょうか。

 

アマデウス話梅子と10000ヒットとプレミアページ

2001/07/19

 何やら長ったらしい見出しでございますが、我が『寄暢園』は7月17日の22時前後に10000ヒットとあいなりました。バンザ〜イ!最初に立ち上げた時には、見に来る人なんて誰もいないんじゃないかと思っておりました。しかし、これは杞憂にすぎませなんだ。皆様のあたたかい目に見守られ、私ともどもHPも大きく成長いたしました。しかも嬉しいことに先日、Tripodプレミアページ事務局からプレミアページとしてホームページ容量を現行の12MBから24MBに増量してもらいました。ラッキーすぎでちょっとコワイ(大げさ!)。

 今日はピアノの発表会のリハーサル。暗譜は何とか仕上がったので、あとはいかにモーツァルト風に弾くかという課題が。そう、私は何でもベートーベン風に弾くという一種の特技(?)をもっております。が、今日は、二、三ヶ所をのぞいて、ほぼ完璧に弾けたのです。すごいぞ、アマデウス話梅子!やればできるじゃあないか。
 最初のサミットの頃、西ドイツのシュミット首相がピアノの名手として知られておりました。確か、レコード(当時はCDはなかった)も出していたと記憶しております。これにあやかって、いつか素人CDでも出しましょうかね。

 

九州名物

2001/07/15

 夏真っ盛りでございます。あまりに暑くて、冷たいものが食べたくなり、近所のスーパーで『九州名物しろくま』という氷菓を買ってまいりました。定価は280円、スーパー価格で238円の少々というよりもかなり高め。でも大きさは普通のものの三倍くらいあるでしょうか。宣伝では「練乳たっぷり、果物たっぷり」とやっております。その言葉にたがわず、果物がチョンチョンと載っている。食べてみると、おいしい。つめた〜い。練乳で固めたカキ氷といった感じ。
 量、味ともに非常に食べ応えがありますが、しょっちゅう食べていると夏なのにムチムチになりそうです。

 

ママ、私の悩みをいいましょうか

2001/07/14

 いえ、私の悩みではありません。我が国でもポピュラーな『きらきら星』、フランス語の歌詞はこういう言葉で始まるのだそうです。
 目下、私、モーツァルト作曲『きらきら星変奏曲』を練習中でございます。とお〜い昔、かれこれ二十数年前に弾いたもの。ヘビーすぎず、ソフトすぎず、記憶力と体力をあまり使わなくてよいものをということで選んだ曲です。が、今や歌を忘れたカナリヤとなりはてた私、昔とった杵柄はなかなか復活しません。
 最近、気がついたのですが、あれだけ重度の肩コリ持ちの私なのに、ピアノに向かっている時には肩のコリを感じない。おお、すんばらしい!!
 解説によると、この『きらきら星変奏曲』はモーツァルトがお弟子のために作曲したものなのだとか。こういった解説を読みながら弾いていくと、また違った味わいがあるようです。

 

達川の広島弁はすごい

2001/07/13

 いつも不思議に思うのは前広島カープ監督の達川氏の広島弁です。こんな言葉、まだ使ってるの?というような言葉を連発しているような気が。一番、ぶっ飛んだのが、
「いなげな試合やね(変な試合だね)」
 聞いて意味はわかりますが、実際、使ったことないぞ。達川氏が『珍プレー好プレー特集』に出演しているのですが、何とここでは、
「たわない(届かない)」
 という言葉を使っている。私、使ったことはないなあ。やはり呉とは言葉が違うんですね。ちなみに私の住んでいたところでは、「〜だから」を「〜じゃけん」と言っておりました。最近耳にするところでは、「〜じゃけぇ」になっていますね。方言には微妙な地域差があるようです。
 やっぱり「おんどりゃぁ」と言われたら、ビビるよなあ。

 

モース死す

2001/07/12

 私の数少ない楽しみの一つであるHNKBSの海外ドラマ『主任警部モース』が終わってしまいました。ドラマの後に『モース最後の日』というおまけのようなものがあったので、もしや!とは思ったのですが、予想通りモースの死(糖尿病の悪化)でこのドラマは終わることに。とうとうルイスは警部に昇任せずじまい。
 刑事モノなのですが、オックスフォードが舞台のせいか、全編を覆う落ち着いた知的な雰囲気が好きでした。さて、次のドラマは何でしょう?
 長編ドラマだそうです。新聞に出てました。

 

スパイ技術は役に立ちそう

2001/07/11

 今週の私は『陸軍中野学校』一色であります。紹介されるスパイ技術の数々、会得すると何やら役に立ちそうです。タバコ発光信号はよいですね。特別な道具は必要ありません。
 タバコがなくてもできる裏技に靴ふみモールス信号というのもありました。これなら目の前に敵がいてもテーブルの下で味方に合図ができます。これって何やらディナーのテーブルで人目をしのんで合図しあう恋人みたい。
 これと『忍者武芸帳』の「八つ身分身の術」を会得すれば、きっと怖いものなしになるでしょう。(ならないって)

 

帰ってきたビグルスと『釈迦』と『陸軍中野学校』

2001/07/09

 6月23日に我が愛機「ミスタービグルスの華麗な冒険号」略して「ビグルス号」のHDDがクラッシュいたしました。ドッヒャア!!いくらいじくったところで素人の私の手におえるものでなし。修理に出したのが先週の水曜日。戻って来たのは土曜日でした。ウ〜ム、早い。しっかり治ってる。いい仕事してますな、エ○ソンさん。新生ビグルス、大事にします!!

 ビグルス号も戻ってきたし、これで安心して寝られる。と思っていたら、今週のBSミッドナイトシアターの放映予定が目に飛び込んでまいりました。な、な、何と日曜深夜は大映オールスターキャスト『釈迦』、月曜日から水曜日までは『陸軍中野学校』シリーズではありませんか。もう、寝られない。血を吐いてでも見なければ。
 しっかり、『釈迦』を見ましたぞ。むかし、テレビで見たことはあるのですが、改めて見てみると、雰囲気はセシル・B・デミルでした。勝新の提婆達多はマグマ大使のようでした。雷サマは継母月岡夢路に言い寄られて拒否したところ、父中村鴈治郎に讒訴され、強制労働に送り込まれ、しかも花のように美しかった目を潰されて、妻の山本富士子とともに釈迦を頼っていく、という具合でいいところがなかったのですが、川口浩はよかったですな。阿闍世コンプレックスだもんね。それにしても主役のはずの本郷功次郎は悟りを開いた途端、声とシルエットだけの出演になっておりました。
 今晩からは『陸軍中野学校』だ。体が持つのでしょうか……。