2001年8月の話梅子

 

治らなかった夏風邪

2001/08/31

 今日で八月も終わるというのに、夏風邪は治らずじまい。一時みたいに熱が出たりするわけではないのですが、咳と痰が出るんですよね。あと、背中もずっと痛いし。おまけに何かにかぶれたみたいで、左手にプツプツができてしまった。(単に虫刺され?)う〜ん、ただの風邪なんだろうか???
 追いうちをかけるようにCDラジカセのCDプレーヤーの調子も悪いし。電気製品は十年越えたら、ガタが来るんですね。そういえば、新聞の別冊に出ておりましたが、テレビは十五年過ぎると、火を噴くそうです。おそろしい!!留守中だったら火事になっちゃう。やっぱり、外出する時はコンセントを抜かないとなりませんね。
 風邪の治らないまま九月に突入か……。

 

ジュリアン、お前を撃つ!

2001/08/30

 BSの海外ドラマは今週と来週の二週続けてスタンダールの『赤と黒』です。けッ!ジュリアン・ソレルなんて大キライ。レノール夫人もどうしてこんな男によろめくのだ。と、ブチブチ文句垂れながら見ていたら、母曰く。
「人間はないものねだりなのよ」
 でも、相手の身分が高いだけで口説きにかかるような曲がった根性はキライでい。ええい、ジュリアンめ、ジャビットの代わりに撃ってやる。
 ちなみに『赤と黒』って当時、実際に起きた事件を下敷きにしているそうですね。

 

ジャビットを撃ちたい!

2001/08/29

 日テレの巨人戦中継の目玉は『8時の男』だそうです。巨人ファンでない私にとって、別に応募もしていない懸賞なんてどうでもよろしい。何よりも7時50分すぎから画面の端でチョロチョロするジャビットが目障り。そう思っている人も多いと思います。(私はね)
 さて、ここで一つ提案。テレビも双方向の時代、リモコンを向けてジャビットを狙撃、みごと命中したらジャビットが血を噴いて倒れる(残酷だなあ)、というようなゲームなんていかがでしょう。アンチジャイアンツもジャビット撃ちたさにチャンネルを回すこと請け合い。そうすれば視聴率もうなぎのぼり!

 ジャビット、お前を撃つ!!

 

エルダー兄弟

2001/08/28

 長男がジョン・ウェインで四男は大学生というエルダー兄弟はまるで岸恵子とゴマキの取り合わせ(ドラマの方は見ておりませんが)のようです。でも、実際、岸恵子とゴマキの姉妹の方がもっとすごい。岸恵子の『君の名は』なんてもう五十年近く前の作品だもんね。
 そう言えば、最近のNHKのドラマ(タイトル忘れた)に池部良が海軍士官で出ておりましたが、海軍って定年ないの?と思わず叫びそうになりました。『ランボー3、怒りのアフガン』で大佐が吊るされているのを見た時にも、
「グリーンベレーには定年制度はないのか!?」
 と思ってしまいました。

 こういう重箱の隅をつつくようなことをしてはなりませんね。

 

できれば孤高に生きたい

2001/08/25

 と、書いてはみたのですが、「孤高」とは「一人高尚に生きる」という意味なのですよね。「一人」は可能ですが、私のようなお下品な人間に「高尚に生きる」ということが果たして可能なのでしょうか。
 私は長年、隠遁生活というものに憧れの念を抱いております。堕落しきった俗世に絶望して、というわけではありません。ただ一人で煩わされるものなく生活したい、というだけです。八ヶ岳の麓で野菜を作るのはご免ですが(土いじりはキライ)、好きな本と音楽とワインに囲まれていれば、もうほかのものは何にもいらない。できれば蚊の少ないところに住みたいですね。それと、電気・ガス・水道は必需ね。今話題のADSL(でしたっけ?危ないクスリの名前みたい)も導入したいなあ。近くに大型ディスカウント店もほしいぞ。あと郵便局と病院も。百円ショップとドラッグストアもあれば楽しいな。

 孤高だ、隠遁だ、と言いながら注文が多いですね。

 

税金で……もひかれるだと?

2001/08/24

 ほんの一時期ではありますが、私は貯金を趣味にしていた時期があります。利息のバリバリよかった時代です。今年に入ってから、当時の定期預金が満期を迎えることとなり、春と秋の二回、心ばかりの豊かな気持ちにひたらせていただいております。が、春にも激昂したことですが、利息の二割が税金として徴収されてしまうのです。税金だけで一月の給与に相当する金額を有無を言わせず差っぴかれてしまうのです。お代官様、おねげえですだ!!そのお金を持っていかれたら、娘を吉原に売らなければなりませんだ、と叫びたい。
 私の税金はどこへ行くのでしょうか、沖縄かな?パラオかな?デンバーかな?
 某省の副大臣(副大臣という呼称自体が胡散臭い!)が横領を働いた職員について「武士の情けで」などと言っていましたが、おいおい、オジサン、使い込まれたのは税金だよ、税金、つまり国民の血税だよ。そんな基本もわからず国政に参与なんてしてほしくありませんね。

 

スタインウェイローン一ヶ月18,000円より!

2001/08/23

 上の見出しを楽器取扱店のサイトで見つけました。毎月18,000円で世界の名器、スタインウェイが手に入る?のです。すごい!お昼代を切りつめるだけで、スタインウェイが我が家にやって来る!!しかし、この金額だとアップライトで20年、グランドだと35年くらい払い続けないと完済しなさそうです。20年以上もお昼を切りつめるのかあ……。
 夢はあくまでも夢。現実世界では我が家の二代目ヤ○ハピアノの調律に来てもらう方が先決のようです。三代目はグランドピアノがほしいです、お母様!

 

モニ太の友達のプリン太が好き

2001/08/21

 ずっと下の方にも書いておりますが、うちでは読○新聞を購読しております。別段、軍隊を有さないはずの平和国家日本で公然と“軍”を自称している、某球団のファンというわけではありません。
 他社の新聞もそうかもしれませんが、最近の新聞はマンガが多い。読○新聞でも定番の『コボちゃん』、『サンワリ君』以外に日曜版の『あたしんち』、その他夕刊の週一のマンガを楽しんでおります。その中でも唐沢なをきの『パソ犬モニ太』が面白い。内容は他愛ないのですが、出てくるキャラが面白い。モニ太の友達のプリン太なんてボディービルが趣味のムキムキなダルメシアン。こりゃあいいや、笑いのツボに見事にはまったぞ!!
 ただ、プリン太が時々しか出ないから寂しい。もっと出番を増やしてあげてくれい。

 

エヴァンが復活したらしい

2001/08/20

 先週の日曜日、テレ東の『刑事ナッシュ』がお休みでした。もしかして尻切れトンボで終わっちゃったの?と思っていたら、今週はしかりやっておりました。が、私はちょうどその時間には部屋でゴロゴロしていて見損ねてしまった!!!
 しっかり見ていた母によると、エヴァンはめでたく職場復帰を果たしたらしいです。普通の顔して、捜査の端っこに加わっていたとか。
 よかったね、エヴァン。このままキャシディとよりを戻せるといいね。この意味、ドラマを見ている人にはわかりますね。

 

渦中の歴史教科書だ!

2001/08/17

 最近は少し涼しくなって、七月中に比べると格段に過ごしやすくなりました。夏風邪は全然治らず、相変わらずグゥェホッ、グゥェホッ状態で、出かけることもままならず。
 さて、今日は父が本を買ってまいりました。あの話題の『新しい歴史教科書』ではありませんか。帯にも「国民に判断してもらいたい――これが話題の教科書だ!」と書いてあります。つらつらと読んではみたのですが、
「一体どこが問題なの?」
 というのが正直な感想。後で、新聞記事などと照らし合わせて読んでみないと、何が問題なのかはすぐにはわかりませんね。
 何よりも、詳しい。これって中学生の教科書でしょ?私が中学生の頃はここまで習わなかったぞ!!それに綺麗ですね。図版がいっぱい載っていて、知らなければ美術の図録みたいです。写真もたくさんある。『戦後の社会と文化』のコーナーには黒沢明の『羅生門』の写真まで載ってる。すごい!
 ちなみに本体価格933円、税込み980円です。

 

『ハエ男』ならぬ『カ男の恐怖』はないのか?

2001/08/16

 「金○の夏、日本の夏」
 ではありませんが、夏といえば蚊の季節です。テレビでもやっておりましたが、蚊はものすごいメカニズムを持っている昆虫なのだそうです。あの針の先にはセンサーがついていて、確実に血液のあるところを察知して、ムダ刺しはしないのだとか。また、刺す際には一種の麻酔液のようなものを分泌して、相手に気付かれないように血を吸ってしまうのです。ひゃあ、恐ろしい。
 『ハエ男の恐怖』という映画がありましたが、一体、ハエのどこが恐ろしいのですかね。蚊の方がもっと怖い。『カ男の恐怖』なんて映画があったら、もう震え上がっちゃいそう。巨大な針が人間の首筋にズブリと刺さり、みるみる血を吸い上げる。血を吸われた人間は干からびてしまう……。生物学的ゴシックホラーですね。ハマー・プロでこんなの作ってくれないものでしょうか。

 ただ、蚊ってメスだけが卵を産むために血を吸うのだそうですね。なるば、カ女がドンドン血を吸い、卵を産みまくって増殖していく。これじゃあ『エイリアン』だなあ。

 

ゲーリー・オールドマンの顔が…

2001/08/15

 先月末の発表会の準備をきっかけに、この二ヶ月余り、まじめにピアノに向かっております。日々の鍛錬のおかげで、かなり指も動くようになりました。といっても、途中でかなりコケはしますが。
 “歌うアレグロ”と称されたモーツァルトのソナタも無難に弾きこなせるくらい、復活しました。ただ、残念なことに手許にモーツァルトのソナタアルバムが第一巻しかないのです。私はモーツァルトよりもベートーベンやバッハが向いているという先生の判断で、あまり弾いていないのです。そりゃあ、ワシは殻が小さい割に重くて大きい音が出るわさ。これだって、
「体が小さい分、体全体を使って音を出して!」
 と鍛えぬかれた賜物なのさ。おかげで繊細な曲が弾けなくなっちゃったもんね。あと、ワルツも弾けないのです。ショパンでも何とか様になるのはポロネーズくらいで、ワルツになると「おイッチ、ニッ、サン!」という感じになってしまうのです。だって日本人だもん!!
 さて、そろそろ得意のベートーベンでも、と思って得意中の得意であった『悲愴』に手を出したら、たった一ページで息が上がってしまった。まだまだ鍛え方が足らないなあ。

 それにしても、ベートーベンを弾くと、ゲーリー・オールドマンの顔が浮かぶのは私だけでしょうか。

 

会ったことはないが

2001/08/14

 今日は母方の祖父の四十八回目の命日です。といっても、写真でしか見たことがない(「佐分利信に似てるね」と言ったら、母は喜んでました)ので、これといった感慨はありません。(おじいさん、ごめんなさい)
 ちなみに父方の祖父も同じ年に亡くなっております。こちらも写真でしか見たことがない(父と瓜二つで笑ってしまいました)ので、特に感慨はありません。(おじいさん、ごめんなさい)
 母方の祖母も写真でしか見たことがありませんが、顔だけでなく、写真にうつる時の姿勢まで母と瓜二つだったので爆笑してしまいました。
 二人のおじいさんとおばあさん、こんなに不謹慎な孫でごめんなさい。

 

ソナタにはまる

2001/08/13

 これといって趣味らしい趣味のない私。どんどん年を取っていくのにこれじゃあいかんぞ!何か芸を磨かねば!!という焦りもあって、しばらく離れていたピアノを再び弾くようにしております。さすがに全盛期のように大曲をこなすのはしんどい。それに私は今様の音楽を弾くのはあまり好きではありません。そこで、もっぱら十八世紀後半から十九世紀前半の古典派のソナチネや小さなソナタを弾いております。
 これが弾いてみるとものすごく面白い。子供の頃にはひたすら譜面に忠実に弾くばかりで、その時代背景などはまったく考んがえていたなかった、というよりも知識不足でどのような時代なのかというのがまったくわかりませんでした。しかし、大人になってある程度の知識がつくと、また違った見方ができるわけです。

 まず、どの曲を弾く時にも同じ技法で弾いてよいのか?答えは「いいえ」です。
 何よりもまず、ピアノという楽器そのものの発達の歴史も考慮に入れなければなりません。ピアノに先行する鍵盤楽器としては、ハープシコードというものがありますが、これは鍵盤を押さえることで弦をはじいて音を出すというものです。どのように鍵盤を叩こうが、弦をはじく力は同じなので、強弱をつけることができませんでした。そこで、鍵盤を叩く力がそのまま加わるような仕組みにすればよい、ということでハンマーで弦を叩く方法が編み出されたわけです。(かなりいい加減な説明)
 というわけで、ピアノの正式名称はフォルテピアノ、またはピアノフォルテといいます。ピアノ、つまり弱い音もフォルテ、強い音も出すことができる楽器という意味です。ピアノという楽器ができたおかげで、強弱もつけられれば、ディナーミク、つまりだんだん強くしたり弱くしたりという技法も使えるようになりました。さあ、これで色々な表現ができるぞ!ガンガン弾いちゃえ!!

 しかし、初期のピアノはまだ弱く、現在のものと構造も違い、少々力を入れすぎると弦が切れることもしばしば。映画『不滅の恋』でも少年ベートーベンが新方式でいっぺんに音を出したらピアノの弦が切れてしまった、というシーンがあります。ちなみに、現在のピアノが完成するのは十九世紀後半のことです。まだ初期のピアノは大会場では演奏されず、あくまでも室内で楽しまれたものです。ですから、ハイドンもモーツァルトもクレメンティも軽いタッチで弾くことを想定して作曲しているはずです。

 ただ今、こういうことを考慮に入れてながら、ひたすらソナタを弾いております。そうすると、様々な制約の下にいかに斬新な音楽を作ろうと努力したかがわかるような気がします。あくまでも気がするだけですがね。

 はてさて、このような小理屈を並べていて、芸が身につくのでしょうか…?

 

怪奇映画のイメージ

2001/08/09

 テレビしか娯楽のない私でございます。春夏秋冬を問わず、テレビ見まくり。だって面白いんだもん。
 面白いと言えば、今週のNHKBSはもう涙チョチョ切れちゃうくらいおんもしろ〜い!!のです。映画もさることながら、『BSマンガ夜話』もあるし。私はいしかわじゅんが好きだったりするわけです。夏目さんも好き。岡田斗志夫はちょっと…ですが。夕べは『あたしんち』でございました。我が家は読○新聞なので、毎週読めるもんね。
 し・か・も、午前1時から、いい映画をやっていたりするわけです。日曜日に『ノスフェラトゥ』二連発だったので、てっきり怪奇映画特集だと思っていたら、月曜日は『あしたのジョー』実写版。力石がお亡くなりになったところで、私も力尽きました。ちなみに日曜日は二本目の『ノスフェラトゥ』で精魂枯れはて寝てしまいました。火曜日はクリストファー・リー版『ドラキュラ伯爵』でしたが、伯爵が出る前に眠気に負けてテレビの前からあえなく撤退。
 で、夕べは『ノートルダム・ド・パリ』でございました。昔は『ノートルダムのせ○し男』という妙な邦題のせいで、怪奇映画めいたイメージを抱いておりました。全然、怪奇ではなく悲劇ものでした。
 アンソニー・クインの特殊メイクとその哀れをもよおす名演も素晴らしかったのですが、何よりもジーナ・ロロブリジータの美しいこと。以前、映画百周年記念で作られた映画にお年を召してからのジーナさんがちょこっと顔をお見せになっておられましたが、年を取っても美人健在、でいらっしゃいました。
 ジーナさん演ずるエスメラルダがいつも連れているヤギのジャリもなかなかよい味を出しておりましたね。ジーナさんの美貌から活力を得て、最後まで見通しましたぞ。やっぱり、美人は世界の財産です。

 

魂が歓喜する

2001/08/07

 今週のNHKBSの映画は芸術家特集です。モーツァルトに始まってベートーベン、オスカー・ワイルド(ゲイ術家?)、ロートレックと続きます。グローリア!まさに神の栄光を称えたい。ロートレックを除いて、どれも好きな人ばかりではありませんか。断っておきますが、ロートレックについては嫌いというわけではなく、よく知らないだけです。
 夕べの『不滅の恋』では、まずゲーリー・オールドマンがベートーベンを演じるということでのけぞりました。おいおい、悪徳刑事じゃないんだぞ。が、何よりもベートーベンについての既成概念をひっくり返されてしまいました。体制におもねらない奇矯な人物という認識はありましたが、女性関係があんなに華やかだったとは!!耳疾を抱えたコンプレックスで、女性に振られまくったというイメージでした。
 ベートーベンの生涯そのものも面白かったのですが、何よりも次々に流れる作品に陶然。『アマデウス』ももちろん良うございました。しかし、個人的には十六、七年前にテレビ放映された長時間ドラマの方が好きですね。幼少期のピアノ作品や室内楽曲を中心に編成されておりましたから。
 私はあまり誰の演奏や指揮ということにはこだわりません。作品自体の旋律の妙、ハーモニーの美が好きなのです。
 美しい旋律を耳にした時、宇宙と一体化し、魂が歓喜するのを感じます。『不滅の恋』でもベートーベンが『歓喜の歌』を聴きながら、少年時代に父の折檻を逃れて、月光の下、池(河?)に身を浸したことを回想するシーンがあります。水面に映る無数の星々に少年ベートーベンは抱かれるのです。それを見ていたら涙が出てきました。
 やはり、人間は宇宙の一部、音楽は宇宙の胎動なのでしょう。

 何か神がかっちゃったなあ…。

 

五十六回目の原爆忌

2001/08/06

 今日は二十一世紀最初の原爆忌です。子供時代、呉に住んでいたこともあり、全く関係のないこともありません。母の大の親友は原爆投下の翌日に親戚を探しに広島入りをしていたため、被爆者と認定されております。また、間借りしていた大家のおばさんも娘さんを原爆で亡くしておられました。
 この娘さんは広島の女学校に通っていて、土日に呉の家に戻っておりました。この時、お腹を壊してしまい、家族が月曜日、つまり6日は休むよう勧めたのですが、
「友達が待っているから」
 と無理して日曜日の晩に広島に戻ったそうです。そして、そのまま帰ってきませんでした。私が大家さんの家にいた頃には、まだ娘さんの遺骨が見つかっておらず、おばさんはラジオの前に坐って遺骨判明者の氏名が読み上げられるのに耳を傾けていたのを憶えております。
 私の父方の祖父の所属部隊も当日、広島の宇品に駐屯していたそうです。祖父はもう五十年近く前に亡くなりましたが、祖母から祖父がどういう亡くなり方をしたのか聞いたことがありません。父によると、戦争から戻ってからの祖父はほとんど寝たきりだったそうです。
 今日のNHKスペシャルでもやっておりましたが、一部に著しい偏見を抱く人がいるようです。祖母が祖父のことを言いたがらなかった理由もここにあったのでしょう。

 

サリエリ先生の曲を弾いてみたい!

2001/08/05

 一時ではありますが、私、おフロでの定番ソングが『魔笛』だったことがございます。夜の女王のアリア、もちろん歌詞なし。キーはぐっと下げてハミングで。
 というわけで、今日の話題は『アマデウス』でございます。特にサリエリ先生です。サリエリ先生は「凡庸、凡庸」と自身を卑下していましたが、当時はモーツァルトよりも評価されていたとか。音楽の流れの変化を意識して作曲の筆を折り、後学の育成に努めたそうです。ベートーベンやシューベルト、チェルニーが弟子だと聞くと、身近に感じるぞ、サリエリ先生!
「私の音楽は忘れ去られた…」
 確かにサリエリ先生の曲を聞いたことはありませんね。そうなると、弾いてみたいなあ。

 

増毛法に関する疑問

2001/08/04

 よく増毛法の宣伝で、元からある髪の毛に別の髪の毛を結びつけるというのをやっております。あれって、大丈夫なのでしょうか。他の髪の毛なんて結び付けたら、その負担で元からある毛まで抜けそう。まず、それでも抜けないような丈夫な髪の毛の持ち主なら薄毛、抜け毛になんてならないのでは。それに、毛根から出ている髪の毛は少ないままなのだから、地肌がすけそうだし。
 やはり、髪の毛と離れていく女は諦めなければなりませんよ、ウン。

 髪の毛といえば巨人の松井選手はいつもサラサラ、ツヤツヤな髪の毛をしていますね。ヘルメット脱いでもサラサラ〜。一体、どんなシャンプーを使っているのでしょうか。教えていただきたいものです。

 

人は見かけによらない

2001/08/03

 日々雑感と言いながら過去の話ばかり書いております。というわけで、先日、母と買い物に出かけた時の話です。ショッピングセンターの一隅の市役所の支所に血圧計と体脂肪計と身長体重計が置いてあるコーナーがあります。出かけた時はそこで身体チェックをすることにしております。この前もいつものように身体チェック〜!!と思ったら先客が血圧を測っておりました。後姿しか見えないのですが、おお!腕にはごっつい金のブレスレットに指輪が。髪型もちょっと角っぽい。もしかしてコワイ人かも…。
「少し痩せたかしら」
 母は暢気に先客の横をすり抜けて身長体重を量りにかかりました。私は少々ビクビクもので、端っこの方に控えていたのですが、私も遠慮しいしい身長体重を測りました。オジサンは血圧を測り終え、体脂肪計の説明をジックリ読んでおります。ワ〜ン!黒いサングラスかけてるよ。怖いよう!!
「体脂肪計って難しいのよね。あんた先に測れば」
 またもや母の声。オジサンは体脂肪を測り終えておりました。私が体脂肪計に遠慮がちに手を伸ばすと、オジサンが愛想よく説明してくれ始めるではありませんか。
「ここをこう押して調節して…」
 もしかしてものすごく親切な人?オジサン、
「私は肥満て出ちゃったんだよね」
 ほんとにいい人だ。人を見かけで判断してはなりません。

 そういえば、昔、上海から杭州へ向かう列車で怖そうなオジサンと同席したことがあります。人相の悪いオジサンだったので、外国人ということで絡まれても困るので、ずっと寝た振りをしておりました。杭州の手前で目の覚めた振りをして、買った水を飲もうとしたら、フタが硬くて開かない。あせっていたら、オジサンがすっと手を伸ばして空けてくれた。すごく親切。その後は地図を見ながら、杭州の観光名所を教えてもらいました。
 ホント、人は見かけによりませんよ。