魂
幽鬼を売り飛ばした男 | 夜道で出会ったのは何と幽鬼。自分も幽鬼だとウソをつき……。 |
六朝『列異伝』 |
秦巨伯 | 「この老いぼれめ」秦巨伯は迎えに来た二人の孫に押さえつけられ……。 | 六朝『捜神記』 |
灯り | 「どうか三年の間、私を灯りで照らさないでください」妻はそう懇願した……。 | 六朝『捜神記』 |
無鬼論 | 幽鬼の存在を頑強に否定する男。ある日、不思議な客人の訪問を受け……。 | 六朝『捜神記』 |
雷車 | 「阿香、いる?」外で子供の呼ぶ声がした……。 | 六朝『捜神後記』 |
八毒丸 | 八毒丸、それはどんな病でも治す薬。たとえば……。 | 六朝『捜神後記』 |
盗み食いする幽鬼 | 幽鬼の盗み食いに悩まされて講じた方法は……。 |
六朝『捜神後記』 |
山中の炎 | ある夜、山中で突然、火の手が上がったかと思うと……。 | 六朝『捜神後記』 |
亡き父帰る | 単身赴任中に亡くなった父。一年後、大勢従者を連れて戻ってきた……。 | 六朝『甄異伝』 |
新死鬼 | なりたての時には苦労する。たとえ幽鬼でも……。 | 六朝『幽明録』 |
特殊能力 |
特殊な能力に恵まれた男。それは幽鬼と対話できるというものだった……。 |
六朝『雑鬼神志怪』 |
厳猛の妻 | 厳猛が藪の中を歩いていると、虎に食われて死んだ妻が現れ……。 | 六朝『異苑』 |
指輪 | 別れに臨んで女は指輪を帯に結び付けて送り出してくれた……。 | 六朝『異苑』 |
雨宿り | 「どこの厚かましい幽鬼が盗んだかねえ」老婆が舌打ちすると……。 | 六朝『異苑』 |
墓 | 美しい幽鬼と十年後の再開を約した男は……。 | 唐『酉陽雑俎』 |
詩人の魂 | 巴峡に響く哀切な吟唱の声……。 | 唐『紀聞』 |
手紙 | 女連れの旅は困難、と妻を置いて一人旅立った男に妻から手紙が……。 | 唐『瀟湘録』 |
父と子 | 訪れた打物屋で仕事一筋だった亡き父の副葬品の剣を見つけた息子は……。 | 唐『広異記』 |
十文字 | 幽鬼と名乗ったその男は道に十文字を書き残しながら……。 | 唐『広異記』 |
靴下 | せっせと靴下を縫う女。聞けば夫が迎えに来るので、その準備だという……。 | 唐『続玄怪録』 |
五原の夜 (1)〜(3) | 五原を行く旅人の体験する不思議な一夜。 | 唐『伝奇』 |
李家の婆や | 親戚に使いに出した婆やが数日経っても戻らず……。 | 宋『稽神録』 |
餅 | 飢饉に見舞われた地で一夜の宿を乞うた男。宿の礼に餅を残したが……。 | 宋『稽神録』 |
兎 | 鷹狩で兎を狩り出したが、鷹の爪には何もかかっていない……。 | 宋『稽神録』 |
掠剰児 | 規定以上の暴利で得た銭は、幽鬼が取り上げるらしい……。 | 宋『稽神録』 |
夜、餅を焼けば…… | 「夜、餅を焼けば鬼神を招く」と言われているが……。 | 宋『北夢瑣言』 |
河の幽鬼 | 河のほとりにはよく幽鬼が出て、道行く人に声をかけるという……。 | 宋『北夢瑣言』 |
赤岡店の怪 | 赤岡店では夜になるともののけが出没した。……。 | 宋『牧竪閑談』 |
済南の美女 | 済南の太守公邸では幽鬼が美女の姿で現れ、しばしば太守を惑わした……。 | 宋『鶏肋編』 |
鬼、鬼、鬼! (1)〜(4) | 小さな鞋を拾ったことから、想像もつかない恐怖を体験することに……。 | 宋『鬼董』 |
蜀の山鬼 | 手桶で水を汲む美人の懐に手を差し入れると……。 | 宋『睽車志』 |
船幽霊 | 船で海上を進んでいると、遠くから銅鑼(どら)や太鼓の音が聞こえてきて……。 | 宋『睽車志』 |
小人の市 | 子供の目には大人とは違うものが見えるらしい……。 | 金『続夷堅志』 |
疑心暗鬼 |
気が弱いのに豪胆ぶる男が、刑場で呼び止められて……。 |
元『湖海新聞夷堅続志』 |
幽鬼の腰痛 |
鍼灸を得意とする男のもとをある晩、訪ねてきたのは何と幽鬼。 |
元『湖海新聞夷堅続志』 |
飾り職人の郭 | ある晩、小間物屋の娘が「あんたのお嫁さんにして」と駆け込んできて……。 | 元『異聞総録』 |
泥 | 荊州地方で夜になると幽鬼の叫び声が聞こえるという怪異が……。 | 明『草木子』 |
鞋 | ある御史、向かい側の楼閣からこちらを見下ろす一人の少女と目が合い……。 | 明『説圃識餘』 |
断橋の女 | 西湖のほとりへ遊山(ゆさん)に出かけた若者、断橋で麗人と出会い……。 | 明『西湖遊覧志餘』 |
騙る幽鬼 | 馬で老人をはねてしまった男。逃げ帰ったのだが、その晩……。 | 清『子不語』 |
逢瀬 | 木々の間をフワフワと何やら飛んでいる。それは人影であった……。 | 清『子不語』 |
曹阿狗 | 「イテテ、ぶたないでおくれよ」美しくて聡明な妻が突然男言葉でしゃべり出し……。 | 清『子不語』 |
餓鬼 | 洞庭山には餓鬼が多いという……。 | 清『子不語』 |
妻恋い幽霊 | 霊を見ることのできる老婆は決まってある幽霊の話をした……。 | 清『続子不語』 |
恐怖体験 |
盗賊を煙管一本でなぎ倒す老人。しかし、夜を恐がり……。 |
清『閲微草堂筆記』 |
冷気 |
幽鬼が出るという噂のある書庫で夜を明かす男を、冷気が襲ってきた……。 |
清『閲微草堂筆記』 |
恐いもの知らず |
真夜中近くになって突然、物音がして天井が裂けたかと思うと……。 |
清『閲微草堂筆記』 |
身分 |
書生、馬医、労働者……幽鬼にも生前の身分に見合った集団があるという……。 |
清『閲微草堂筆記』 |
無鬼を語る |
「墓場には幽鬼が多いから、長居はよくない」引き返そうとすると、人の老人が現れ……。 |
清『閲微草堂筆記』 |
のぞき | のぞきが趣味の少年。ある日、キョンシーを目撃し……。 | 清『夜譚随録』 |
小路の女 | 酒を飲んだ帰り道、前方に浮かぶ紅い物が見えた……。 | 清『夜譚随録』 |
髪を梳く女 | 住人が死ぬという凶宅で肝試しをすることになった男だが……。 | 清『夜譚随録』 |
花札をする男たち | 住む者もない空家に泊まった男。真夜中に美女が現れ……。 | 清『柳崖外編』 |
酔っ払い | したたかに酔っ払って帰る途中に出会ったものは……。 | 清『柳崖外編』 |
再婚 | 寡婦を娶った男が突然重い病にかかり……。 | 清『履園叢話』 |