4月の話梅子
ものすごく気になること
2003/04/20
私は頭があまりよろしくないので、なるべく難しいことは考えないようにしております。
さて、4月12日配信のメルマガで紹介した「十九本の矢」、おわかりの方にはおわかりと思いますが、毛利元就が三人の息子に戒めたという「三本の矢の教え(サンフレッチェの教え)」と酷似しております。ずっと遡ると、『イソップ物語』にもよく似た話があります。「百姓の息子たち」というのがそれで、いつも喧嘩ばかりしている息子達を、薪をたとえにして戒めるというものです。
世界各地にはよく似た説話が点在しており、どれが起源であるかを特定するのは、私のような素人にはちと荷が重過ぎます。
それでも気になるのが、当HPにも収められている「すごいやつ」に出てくる、自分の辮髪を引っ張って沼から抜け出すというエピソードです。これと同じ話が、『ほらふき男爵の冒険』にも出てまいります。映画『バロン』では、海で溺れた男爵が自分の髪を引っ張って乗っている馬ごと引き上げるシーンになっておりましたが。
「すごいやつ」の出典となった『嘯亭雑録』は清代後期の筆記小説です。1814年から1815年頃に書かれたものと思われます。実は、この辮髪を引っ張って沼から抜け出す話は、『嘯亭雑録』以前にすでに『子不語』に登場しておりました。ここでは具体的な名前は書かれておりませんが、清初のさるバトゥルの話となっております。この設定は『嘯亭雑録』とまったく同じです。ちなみに『子不語』の成立は1788年以前。
『ほらふき男爵の冒険』の正式名称『ミュンヒハウゼン男爵の奇想天外な水路陸路の旅と遠征,愉快な物語』はビュルガー著、1786年初版です。 こんな荒唐無稽な話、一体、どこから生まれたものやら。
ちなみに、この荒唐無稽なエピソードは「ミュンヒハウゼンのトリレンマ」の由来になったものです。論理的推論の力を使って、諸命題を確固たる根拠に還元しようとするものだとか。
ますますわからなくなっちゃったよ〜。
今夜は良い夢を見たいものだ
2003/04/16
今日は美貌のYサンを間近に見、言葉を交わし、何とも充実いたした私でございます。Yサン、地図を見ながら、
「今、住んでいるところここら辺なんですよ」
と説明してくれました。遊びに来いってことかい?身の安全は保証せんぞ、と妄想満々な私。暴力に訴えれば、ワシの方が確実に勝ちそうだしな。
Yサンが北京で私にお土産を買ってくれたそうです。今日まで生きていてよかった。(byアンドレ)
「本当に小さい、つまんないものなの。でも、一ヶ月以上も会わないでいたから、どこかにいっちゃって。ごめんね、次までに探しておくから」
とYサン。
いえ、私はその気持ちだけで、十分嬉しゅうございます。
今日は良い夢を見るぞ!と思っていたら、アルファポリスさんからメールが来ておりました。まだ10口分の出資金が未入金なので、契約書送付はもう少し待って下さい、とのこと。
このまま、書籍化チャラになるなんてことないでしょうね。
そんなの困るよ〜ん。だって今日、Yサンに本のこと話しちゃったんだもん。
平和を愛する……って当たり前のこと
2003/04/10
「平和を愛する××市(または区、町)」
というスローガンを高々と掲げている市区町村を見かけます。平和って誰もが愛するものではないでしょうか。平和を愛さないのは、フセイン、金正日とビンラディンくらいでしょう。よほどの性格破綻者でない限り、平和とお金と美形は好きなはず。最終的には個々人の心の持ちようですよ。全人類がちょっとの思いやりと譲り合いの心を忘れなければ、きっとこの世は平和なはず。
北の将軍様にもわかってもらいたいなあ。
ワシゃ、頭が悪いからわからん
2003/04/06
アメリカによるイラク攻撃が始まってすでに二週間が過ぎました。いつも疑問に思うのですが、イラク政府の発表する民間人の犠牲者数の発表です。こんなことを発表する前に、非戦闘員を戦闘区域から退避させるのが政府としての義務ではないでしょうか。やはりあの国はフセイン一人が生き残ればいいんでしょうね。
後、好き好んで人間の盾になる人達も解せません。先だっての湾岸戦争では、在留邦人が拉致されて(本人の意思ではない!)無理矢理人間の盾にされました。そんな経緯のある国に、自ら進んで人間の盾になろうというのもわからんなあ。
一部で始まりつつあるアメリカ製品のボイコットも疑問です。昔の日貨不買運動じゃないんだから。マックやコーラ、ナビスコ、ケロッグ云々をボイコットしようというものらしいけれど、ワシは元々こう言った米国製品は好まんからのう。こんなん食ってたら骨が溶けてバカになるよ。今まで喜んで食べていた方が問題なのさ。
何より昔からアメリカそのものが好きじゃないからね……。
でも、フセインもいやだなあ。今回のイラク攻撃で反米の立場の人達はフセインが好きなのでしょうか。
ワシゃ、頭が悪いから、頭のいい人達の考えることはわかんないよ。