怪
嫁入り | 夜になり、花嫁は不安にかられ、乳母にすがり付いて泣き出し……。 | 六朝『捜神後記』 |
青蝗 | 中書侍郎の宿直室から夜な夜な聞こえてくる女の声……。 | 六朝『続異記』 |
頭痛 | 昼寝をしていると目の前に蛇の姿が。蛇はそのまま……。 | 唐『広古今五行記』 |
書生と蛇 | ある書生が小蛇を拾った。蛇はずんずん成長し……。 | 唐『広異記』 |
白い蜘蛛 |
白い蜘蛛が柱をつたって下りてきた……。
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唐『宣室志』 |
南柯の夢 (1)〜(5) |
酒に酔って横になった途端、猛烈な眠気に襲われ……。
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唐『南柯太守伝』 |
紅蜘蛛 |
悲鳴を上げた姉娘の腕には毒々しい紅蜘蛛がとまっていた……。 |
元『湖海新聞夷堅続志』 |
硯 |
身の丈三、四寸ほどの鎧武者が呼ばわった。「我が君が端渓での観魚をご所望であらせられるぞ」……。 |
元『北軒筆記』 |
異 類 | ||
梵音 | 暑気あたりで気を失って倒れた男生。その前に目つきの悪い僧侶が現れ……。 | 唐『宣室志』 |
樹木・花卉 | ||
玉の指輪 | 不思議な娘に出会った書生。その指に白玉の指輪をはめてやり……。 | 唐『集異記』 |
大蛇の葉 | 南方で見つけた不思議な葉。それは強烈な消化剤で……。 | 唐『聞奇録』 |
木霊 | 芳香を放つ木の根を仏堂に供えたところ……。 | 唐『酉陽雑俎』 |
瓜 | 瓜の嫌うもの。それは……。 | 唐『酉陽雑俎』 |
梅下に憩う | 寒さ厳しい夕暮れ、松林の中にある酒屋の小屋に止めたところ……。 | 唐『龍城録』 |
芭蕉 | 風呂上りに涼んでいると緑衣の女が現れた……。 | 明『庚巳編』 |
花妖 (1)〜(3) | 愛妻と良友。美しい花の精と出会った男はそう言っていた……。 | 清『聊斎志異』 |
桃妖 | 娘は桃の古木にいつも肌着をかけて干していたが……。 | 清『履園叢話』 |