境 異

暴風に吹き流されて漂う船。ようやく島を見つけて上陸してみれば…。 漢『西京雜記』
飛ぶ首 南方には頭が胴から離れて飛ぶ民族がいる。その名も「落頭民」。 六朝『捜神記』
解形民 南方には「落頭民」よりもっとすごい民族がいた…。 唐『酉陽雜俎』
金の鞋 父の死後、継母にいじめられる娘。話し相手は小さな赤い魚だった…。 唐『酉陽雜俎』
南海の怪異 南海に乗り出した男達の目撃する怪異の数々。 唐『廣異記』
幽霊船 「ここは最も危険な海域だ」外海に流された商船の体験する恐怖。 宋『夷堅志』
山水・奇石
歌う女 ふと見ると女が一人、石に腰掛け歌っていた…。 魏『列異傳』
戻ってくると娘のいたところには泉ができていた…。 六朝『捜神後記』
石仏の怪 「出ようか、出るまいか…」山中から聞こえる不思議な声に…。 明『原李耳載』
山中の蜃気楼 山東省の煥山はしばしば蜃気楼が目撃されることで有名であった…。 明『夜航船』

奇宝・物異

返生香 月氏国の献上した返生香。これには不思議な効能が…。 漢『海内十洲記』
咸陽宮の秘宝 漢の高祖劉邦が咸陽宮で見つけた始皇帝の秘宝…。 漢『西京雜記』
屏風 屏風の前で眠っていると女たちの笑いさざめく声が聞こえ…。 唐『酉陽雜俎』
真真 「真真…」画中の美女に恋した男。思いのたけを込めて呼びかけた…。 唐『聞奇録』
座像 廬山の落星潭で釣り人が釣り上げたものは何と一体の座像だった。 五代『玉堂閑話』
波斯人 古い墓を買い取りたいという波斯(ペルシャ)人…。 清『聊斎志異』
酒・珍味
不死の酒 洞庭湖の君山に秘められた美酒、これを飲めば不死になれるという…。 晋『博物志』
千日酒 「千日酒」それは名のごとく人を千日酔わせることができる酒…。 六朝『捜神記』

 

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