幻
左慈仙人 | 左慈は盆に水を張ると釣糸を垂れた…。 | 六朝『捜神記』 |
孤石廟 | 廟の中から二人の少女が現れて、鞋を二足買ってきてくれと言った…。 | 六朝『捜神記』 |
夫婦成仙 | 道術の心得のある夫婦。趣味はお互いの術比べ…。 | 六朝『神仙傳』 |
母と息子 | 老人を激しく折檻する美少女にその理由を問うと…。 | 六朝『神仙傳』 |
山中の美女 | 山中で迷った二人は美女からこの世ならぬ歓待を受け…。 | 六朝『幽明録』 |
長江の女 |
長江の岸辺に仕掛けた網に一人の女がかかっていた…。 |
六朝 『祖台之志怪』 |
紫姑神さま | 紫姑神さま、それはコックリさんのようなもので…。 | 六朝『異苑』 |
紅い酒 |
友人に実家へ手紙を届けることを頼まれて…。 |
後魏 『洛陽伽藍記』 |
月から来た男 | 山中で出会った不思議な男の語る月の秘密。 | 唐『酉陽雜俎』 |
井戸掘り一千尺 | 井戸掘り人夫の耳に地中から鶏や犬、スズメの鳴き声が聞こえ…。 | 唐『博異志』 |
海賊 | 掠奪に向う途中で大波に遭い、沖合い数千里へと流され…。 | 唐『廣異記』 |
学問続けて五百年 | 畑を荒らす豚を追いかけるうちによその村に迷い込み…。 | 唐『廣異記』 |
何二娘 | 「気晴らしにどこかへ行きたいわ」そう言って娘は姿を消した…。 | 唐『廣異記』 |
蜜柑 | 甕ほどもある大きな蜜柑を割ってみると…。 | 唐『玄怪録』 |
紫雲観の女道士 | 大風に見舞われたある日、一人の女道士が飛ばされてきた…。 | 唐『紀聞』 |
雲英 (1)〜(3) | 玉の臼と杵で百日間薬を搗く、これが老婆の出した条件だった…。 | 唐『傳奇』 |
蕭史 |
寝食も忘れて簫を吹き鳴らした夫婦。そしてついに…。 |
五代 『神仙傳拾遺』 |
許偏頭 | いつも頭をかしげている絵師。こうなったのには不思議な経緯が…。 | 宋『括異志』 |
剣仙 | 絶世の美女にいきなり、「あなたのお嫁さんになりに参りました」と言われ…。 | 宋『玉照新志』 |
海神 | 山東の沖合いで足止めを食った軍船は不思議な光景を目にした…。 | 宋『癸辛雜識續集』 |
壁画の美少女 | 壁画の中で一人のお下げ髪の少女が花を手にして微笑んでいた…。 | 清『聊斎志異』 |
睡姫 (1)〜(3) | 妾となった美姫には欠点が一つあった。それはよく眠ることで…。 | 清『螢窗異草』 |
皇帝、月へ行く | 「陛下は月の宮殿を御覧になりたくありませんか?」玄宗、月へ行く。 | 唐『逸史』 |
皇帝と道士 | 玄宗は羅公遠に隠形の術を学んだが…。 | 唐『酉陽雜俎』 |
月見 | これぞ究極の月見。月に行くよりも…。 | 唐『宣室志』 |
耳掩いの道士 | 市場にふらりと現れた貧乏道士。その商う品は瓢箪の種だった…。 | 宋『野人閑話』 |
玉象、金象 | 長命を願う男に道士は玉の象を授け…。 | 宋『洛中紀異』 |
酒の泉 |
茶店を営む婆さんに道士が「酒屋を営ませてやろう」と言って…。 |
元『湖海新聞夷堅續志』 |
勞山の道士 | 苦労しらずのボンボンが道士に弟子入りしたのだが…。 | 清『聊斎志異』 |
異人僧 | 異人僧が大きく息を吐くと、口の中から山海の珍味が出てきた…。 | 六朝『靈鬼志』 |
唇 | 土中から不思議な物が掘り出された。それは唇…。 | 隋『旌異記』 |
大力長者 | ひ弱でいつもいじめられていた襌師は金剛力士に願をかけ…。 | 唐『朝野僉載』 |
儀光襌師 (1) (2) | 王族でありながら反逆者の子と生まれた襌師の数奇な運命…。 | 唐『紀聞』 |
奇術 | 天竺からやって来た胡人の見せる不思議な術とは…。 | 六朝『捜神記』 |
縄技 | 男の投げた縄はスルスルと伸びると、筆のように直立した…。 | 唐『原化記』 |
玻瑠の瓶 | 男が見せたのは何でも吸い込む玻瑠(ガラス)の瓶…。 | 唐『河東記』 |
木鳶 | 名匠魯般が作った木製の鳶。自在に空を飛ぶことができ…。 | 唐『酉陽雜俎』 |
三娘子 (1)〜(3) | 美人女将が営む旅籠。夜中に女将の部屋から何やら不思議な物音が…。 | 唐『河東記』 |
超絶技巧 | 倭国出身の男の手が作り出す不思議なからくりの数々…。 | 唐『杜陽雜編』 |
斧 | 「おなごに悪さをしてはならぬぞ」老人は斧を与える際、こう注意した…。 | 唐『瀟湘録』 |
母子像 |
訪れた寺院で僧侶達の無礼な態度に怒った画家。仏殿に入ると…。 |
元『湖海新聞夷堅續志』 |
禽戯 | 親亀の上に小亀が乗って…動物の本能を利用した驚くべき技芸。 | 元『南村輟耕録』 |
母を慕いて | 数十年前に亡くなった人の肖像画を描くことができるといい…。 | 清『池北偶談』 |
童謡 | 「お城の門に血が付けば、お城は沈んで湖の底…」この童謡の意味は…。 | 魏『神異傳』 |
流星 | 星が流れて水がめに落ち、「おめでたい験だわ」と女達…。 | 六朝『捜神後記』 |
炭 | 「これはお前の命だよ」そう言って老人は巾着を渡した…。 | 六朝『異苑』 |
遺言 | 夫が臨終の床で言い残した言葉に…。 | 六朝『録異傳』 |
人柱 |
何度築いても崩れてしまう城壁。ある時、少女が突然言い出したのは…。 |
唐『廣古今五行記』 |
鱠 | 「あんたは鱠を食えないよ」そう予言された男。結果やいかに? | 唐『逸史』 |
禍福 | 長生きすることは本当に幸せなことなのだろうか…。 | 宋『茅亭客話』 |
一輪の花 | 燈篭見物の人ごみの中、一輪の花が頭巾の上に落ち…。 | 宋『夷堅志』 |
天の裂け目 | ある日の午後、突然天が裂けた。その裂け目から…。 | 宋『癸辛雜識續集』 |
飛雲渡 | 早死にすると予言された少年。どうせ短い命なら、と無頼に暮らしていたが…。 | 元『南村輟耕録』 |
運命 | 占い師は娼妓に六十歳を迎えたら転機が訪れると予言した…。 | 明『菽園雜記』 |
果報 | 主人に利益をもたらさないと言う理由で暇を出された童子が金子を拾ったが…。 | 明『庚巳編』 |
海嘯異聞 |
銭塘江の逆流の二日前、沿岸の住民の耳に不思議な声が…。 |
明『西湖遊覧志餘』 |
首 | 沈香の木片を拾った武将。その夜から不思議な夢を見るようになり…。 | 清『北游録』 |
咳止めの薬 | 人相見に医者になればよいと言われたが、医術の心得はとんとなく…。 | 清『聊斎志異』 |
龍女の宴 | 湖のほとりで美女達の宴に招かれた書生は…。 | 唐『博異志』 |