驚
奇恋・佳人 | ||
麗娟 | 漢の武帝の後宮の宮女麗娟は玉の肌膚の持ち主で…。 | 漢『洞冥記』 |
相思樹 | 美貌の妻を主君に取り上げられた男は…。 | 六朝『捜神記』 |
水 | 美男の書記に恋した娘。思いが募ったあまり…。 | 六朝『捜神記』 |
おしろい | おしろい売りの娘に恋した御曹司。毎日、おしろいを買いに通い…。 | 六朝『幽明録』 |
絵姿 | 男は筆を執ると、愛する娘の絵姿を描いた…。 | 六朝『幽明録』 |
殉情 | 娘は自分のために病床に臥せることになった息子にいたく同情し…。 | 六朝『古今樂録』 |
霍小玉傳 (1)〜(5) | 女は男を待ち続けた。しかし、男は不実にも…。 | 唐『霍小玉傳』 |
破鏡 | 「鏡が一枚になる時が、再会の時だ」戦乱に引き裂かれた夫婦の運命は? | 唐『本事詩』 |
恩義 | 流しの歌手から引き上げられた女。恩人の死を知ると…。 | 唐『樂府雜録』 |
選婿窗 | 李林甫が娘達の婿を選んだ方法とは? | 五代『開元天寶遺事』 |
旅芸人の妻 | 権勢を振るう将軍が旅芸人の妻を見初め…。 | 五代『玉堂閑話』 |
琵琶姐、琵琶姐! | 僻遠の地に左遷された男。供をするのは愛妾一人だけで…。 | 宋『鶏肋編』 |
夫婦愛 | 科挙に合格し士大夫となった男、彼は貧しい時の約束を守り…。 | 宋『夢渓筆談』 |
天の賜物 | 奇怪な噂の流れる廟へ肝試しに入った若者…。 | 金『續夷堅志』 |
風 | 遠方へ旅立った夫への思いを募らせた妻は…。 | 元『江湖紀聞』 |
浄身 | 貴顕になじみの妓女を奪われた商人。妓女に会うためにとった手段は…。 | 明『説聽』 |
棺 | 男と深い仲になった妓女は他の客は取らない、と操を誓い…。 | 明『説聽』 |
心堅金石 (1)〜(3) | 詩を書きつけた紙を拾った縁で知り合った男女。運命に翻弄され…。 | 明『花影集』 |
心鉄 | 女は死んだ。男への思いを胸に秘めたまま。その思いは…。 | 明『情史』 |
心許身殉 | 娘はどんな時にも取り乱さなかった。男の結婚を知った時でさえ…。 | 明『原李耳載』 |
銀の耳飾り | 山東から多くの流民が流れ込んだ南京に乞食らしからぬ夫婦の姿が…。 | 清『明季北略』 |
再世夫婦 | ある家に娘が生まれた。娘は四歳になると、毎日泣いてばかりいるようになり…。 | 清『巾箱説』 |
書中の美女(1)〜(4) | 書物狂いで知られた男。「書物の中に玉の如き顔の美女がいる」と信じ…。 | 清『聊斎志異』 |
約束 | 寂れ果てた廟の神像に魅せられた少年。その夜、訪ねてきたのは…。 | 清『子不語』 |
夜航船 | 夜航船の船倉で男女の間を隔てるのは一枚の板だけ…。 | 清『續子不語』 |
夫婦 |
月明かりの下、美少年と老婆が恋人同士のように肩を寄せ合っていた…。 |
清『閲微草堂筆記』 |
痴婿 (1)(2) | 才貌優れた娘が嫁入ったのはとんでもない愚か者。一大決心をした娘は…。 | 清『螢窗異草』 |
乱世の悲喜劇 | 兵乱のさ中、掠められた婦女子が袋詰にされて売りに出され…。 | 清『夜譚随録』 |
十三郎と阿霞 (1)〜(6) |
慕い合う十三郎と阿霞。しかし、十三郎は父を守って殺人を犯し…。 |
清『夜雨秋燈録』 |
業病 (1)〜(10) | 乞食となって広東をさすらう陳綺に金持ちの婿にという話が…。 | 清『夜雨秋燈録』 |
提督の秘密 |
軍の書記となった美貌の青年。その上司である提督には驚くべき秘密が…。 |
清『清朝野史大観』 |
鳥獣佳話 | ||
忠犬烏龍 | 妻と下僕に命を狙われた男。頼りになるのは飼い犬だけ…。 | 六朝『捜神後記』 |
鸞 | 迦湿彌羅(カシミ−ル)王の買った一羽の鸞はまったく鳴かず…。 | 六朝『異苑』 |
黄児 |
走る、走る、黄児は走る。すべてはご主人様のため…。 |
六朝 『祖沖之述異記』 |
白い鸚鵡 | 玄宗皇帝の宮廷に、一羽の人語を解する鸚鵡がいた…。 | 唐『譚賓録』 |
鸚鵡 | 人語を真似る鸚鵡を可愛がる娘に、ある日、鸚鵡が話しかけた…。 | 唐『大唐奇事』 |
蝿の恩返し |
酒屋の樽に落ちる蝿を救っていた杜氏が冤罪で死刑の判決を受け…。 |
元『湖海新聞夷堅續志』 |
貞燕烈鴛 | 貞節を重んじるのは人間だけではない。たとえば燕でも…。 | 明『雙槐歳鈔』 |
犬 | 犬がじっと本を覗き込み、読む声に耳を傾けているように見えた…。 | 清『諧鐸』 |